突然の転調。

 合いの手のように入る、ゼーンラゼラゼラという謎の擬音。



 それは、古代魔法語で、『心をかさね、一つになろう』という平和を象徴する意味があった。



「たとえば、この身に剣がなくとも♪」



「あるがまーまで十分さ♪」



「愛をつ・ら・ぬ・き、斬り・伏せるよぉー。剣を持たない――♪」



「「「あるーがままの♪」」」

「「「あるがままのっ♪」」」



「「ゼーンラゼラゼラ♪」」

「「「ゼーラゼラ♪」」」



「魔王っっ!!!! の魔剣~~~っっっ♪♪♪」