九里は言う。

 「米国に行ったことが一番でかい。僕自身、考え方が変わった」

 登板後には必ず海の向こうの担当者と連絡を取り合い「次の登板に向けて、どういう調整をしていくか」を確認するという。投球回数はリーグトップの92回を誇り、まだまだ発展途上を自認するタフな31歳。勝ち星で早くも昨季の6勝に並んだ今季、どこまでブレークするか楽しみだ。 (江尾 卓也)