未来なことなんて誰も予測できないもんなんだから

【「ワープロは、いずれなくなるのですか?」という問いに対する各社の30年前の回答】

NEC「ワープロは文書を書く機械として特化されていますから、その必要性はなくならないんじゃないかな」

Canon「ワープロがパソコンに取り込まれることはないでしょう」

SHARP「人間の扱う道具は使いやすいことがいちばんだと思いますから、ワープロは文書専用機として残るでしょう」

東芝「そんなこと誰が言っているのですか。パソコンとワープロはこれからますます共存共栄していきますよ。今はワープロとパソコンの台数がほぼ同数ですが、将来的には、ワープロ10に対してパソコン1ぐらいの割合になると思います」

富士通「たとえば車の会社を考えてみてください。セダンをワープロとすれば、パソコンはトラックに相当します」

松下電器「5年前、パソコンの普及台数は100万台、今は120万台と伸びはゆるやかです。一方、ワープロは30万台が280万台にまで伸びています。この数字を見ただけでも、パソコン社会よりワープロ社会到来の方が早いと考える材料になります」