撮影当時、寅次郎役の渥美清は肝臓の癌が肺にまで転移しており、主治医から前作以来「もう出演は不可能」と診断されていたが、
無理を押して出演した(主治医によると、本作に出演できたのは「奇跡に近い」ことのようである)。
このような経緯もあり、本作での寅次郎はほとんど動かず、座っているシーンが多い。