第5話「悲しき一撃」

ゴウセルから明かされた真実──それは3000年前、聖戦を終結させるために魔術士ゴウセルが、〈四大天使〉マエルの記憶とその男を知る全ての者の認識を改変する禁呪を使用したことだった。
〈十戒〉エスタロッサは存在せず、まさにその男こそが、〈四大天使〉マエルだったのだ。
なぜ、魔術士ゴウセルは禁呪を用いたのか。
その口から語られる考えは、到底、マエルにとって理解できるものではなく、復讐心はゴウセルに鋭く向けられた。

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