>>906創立者 森村市左衛門|学校法人 森村学園 - 森村学園中等部http://www.morimura.ac.jp/group/introduction/founder.html
激動の幕末から明治時代を駆け抜け、1919年の大正8年に80歳で亡くなっています。市左衛門が手掛けた事業は現在、
「森村グループ」のノリタケ、日本ガイシ、TOTOなど、様々な分野にわたる企業に発展しています。
事業を育て、後継者たちを育てた市左衛門が次に目指したものは、「人づくり」すなわち次世代育成でした。
60代となった市左衛門は事業を後継者たちに任せ、事業での利益を教育や社会に還元する活動を始めます。
1901年(明治34年)、市左衛門は62歳のときに慈善団体「森村豊明会」を設立、慶應大学、早稲田大学などの諸大学や北里研究所などの研究機関に後援活動を実施しました。
日本女子大学校(現日本女子大学)の設立時にも多大な協力をしたため、日本女子大学付属幼稚園、小学校は共に、豊明幼稚園、豊明小学校という名称になっています。
日本女子大創立者の成瀬仁蔵先生とはその後も交流を重ね、協力しあう間柄となり、森村学園25周年記念冊子には成瀬仁蔵先生も顧問として写真が掲載されています。
このような活動を積極的に行ったため、市左衛門は渋沢栄一と共に「明治大正期のメセナ(文化支援)の両雄」と評されることもありました。(朝日日本歴史人物事典記載による)