――シナリオ会議はどのように進みましたか?

松岡P まずはどこまでやるかという話ですよね。

入江氏 どこまでアニメで描くかを聞いて「予想通りだ」と安心したのは覚えています。何より、原作側のシリーズディレクター兼シナリオライター・下田さんも、
ゲームとアニメではそもそもの作りが違うということをちゃんと理解してくださっていたのも良かったです。

松岡P 例えば、「ただ沢山キャラクターを出すようなキャラクター紹介アニメにしたくない」という話にも「僕たちもそう思います」と言ってくださいました。そもそも、最初に原作側に話しに行くとき、
僕自身今後やりにくくなるのが嫌なので「ゲームとアニメのギミックは違うから動くアニメーションとして面白くなるようにしたい」、「それで多少の変化が出ると思うけど、その上でおもしろくしようと思っています」と全部最初に言うようにしているんです。
そこで嫌われたり怒られたりしたらご縁が無かったんだなという覚悟なんですが、
今回は「むしろそのままやってもらおうとは思ってないです」と言ってくださいました。

――では、シナリオ会議はアニメの見せ方に変えるための会議になりますね。

入江氏 アニメとゲームってまず、盛り上げ方が違うんですよね。
ストーリーのピークやカタルシスのもっていき方が。
ゲームの場合、敵を倒したことでカタルシスを得られますが、アニメは受動的に見るものですから、似ているようで全然ちがう。
そこの再構築ですよね。

https://shoumetsutoshi-anime.com/special/interview/02_irie.php


一杯キャラ出すアニメになってませんかねぇ?