しかし、百田の主張は歴史的事実とまったく異なる。もともと、普天間基地が建設された場所は1925年の段階で1万人近い住民が住み、役場や小学校もあった。しかし、1945年4月に沖縄戦で上陸した米軍が住民を
強制排除して占拠。本土決戦のため、普天間での滑走路建設に着手した。つまり、元々そこに住んでいた住民たちは強制的に土地を奪われたのだ。

 しかも、終戦直前には住民は収容所に入れられ、終戦後に帰村が許されたときには、すでに基地に占拠され、自分の集落に立ち入ることができなかった住人が多くいた。それでやむをえず、米軍から割り当てられた
周辺の土地に住み始めたのである。その歴史的経緯を無視して「基地ができた後に商売になると人が住み出した」などというのは明らかに悪質なデマだ。

 つまり、ウーマン村本が指摘したように、百田が沖縄に関してさんざん悪質なデマを垂れ流してきた、というのは紛れもない事実なのである。

 百田やネトウヨ連中はそれを村本に指摘されて、逆ギレしたあげく、話をすりかえているだけにすぎない。

 村本はTwitterからの撤退を示唆したが、そんなことをする必要は全くない。これからも、この連中のデマを徹底的に糾弾してくれ、とエールを送っておきたい。