日本の戦後政治には、ながらく、

@ 自民党・右派          (安保賛成・改憲)
A 自民党・リベラル派(保守本流) (安保賛成・護憲)
B 社会党他の革新政党       (安保反対・護憲)

という3つのグループが、それぞれ約3分の1ずつの議席をもつという構造のなかで、@とAが安保体制を維持しながらも、あまりにひどいアメリカから要求に対しては、AとBがあうんの呼吸で連携して、それを拒否するという政治的な知恵が存在したからである。