ソフトバンク・ドラ3野村 猶予5年
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/121305
プロ入りに際して父・大地さん(45)と結んだ約束があるからだ。「野球選手として芽が出なかったら、潔く現役を退いて大学に入り直すと。
僕と父の中で(猶予は)5年くらい。それまでに野球で成功するのが難しいとなれば、会計士を目指して勉学に励みます。だから、あまり時間がないんです」

医師を目指していた野村がプロ野球選手を志したのは中学時代。他の強豪校より試合数の少ない早実で、加えて“清宮余波”で他校よりも注目を浴びる中、
価値ある高校通算68本塁打を放った。父を説得するためには実力で示すしかなかった。野村は「最後の夏、2試合に1発打ったらプロに行かせてほしい」と父に提案。
結果、30試合で17本塁打し、プロへの扉が開いた。

ソフトバンク入団が決まった後、父からもらったメールには「自信を持ってプロに送り出すから頑張りなさい」と記されていた。
ただ「芽が出なかったら…」との断り書きも。そんな経緯が、18歳の野心をたくましくしている。