今季のカープの大きな強みになっているのが、堅実な守備だ。三好内野守備走塁コーチは「接戦が多いけど、併殺が欲しい時に取れている。選手たちがよく頑張ってくれている」と目を細める。

同コーチから守備の話を聞いていると興味深い言葉があった。「マツダスタジアムの内野はセ・リーグで一番難しいですから」。その要因はセ・リーグの本拠地で唯一、内野でも使用されている天然芝にあるという。「他の球場より芝が長くて、土の部分との段差が大きい。打球のイメージとしては芝で緩くなって、硬い土で加速する感じですね」。人工芝とは大きな違いが生まれる。

しかし、今季マツダスタジアムでの6失策のうち、打球の捕球時は3失策と安定感抜群。基本的な対策などは「選手に任せています」とした上で、「芝の中で取ってしまえば影響はない。その逆で(芝と土の)境目から離れて捕球できたら多少影響もなくなる。その辺りの細かい守備位置とかは、指示を出す場合もある」と小さな積み重ねが功を奏している。

「セ・リーグで一番難しい」マツダスタジアムの内野守備 広島が堅実に守れているワケ(デイリースポーツ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fe11caacfbb025ab7da80064b405500f23a7261?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240514&ctg=spo&bt=tw_up