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広島の2年目、長谷部が2軍で成長を見せている。ウエスタン・リーグで中継ぎとして5試合に登板し、防御率0・00と安定(15日現在)。昨季1軍登板なしだった左腕は「自信を持ってマウンドに行けている。良い感覚もある」と手応えをにじませる。

好調の要因の一つに肉体強化を挙げる。オフから体重増加に励み、8キロアップの90キロ。筋肉量が増し、直球の力強さに磨きがかかった。「今は平均球速が145キロくらい。もう少し上げたい。試合でも直球で差し込み、変化球も生きている」と納得して腕を振る。

上半身と下半身をスムーズに連動させるため、昨秋から腕を下げたフォームに取り組んできた。少し腕を上げたようにも見えるが、「戻したイメージはない。新しく一からつくっているイメージ」。さらなる改良でレベルアップを図る。

好不調に苦しんだ昨季の姿はない。即戦力候補と期待された1年目は、ウエスタン・リーグで39試合に投げ、防御率5・62。「結果を求め過ぎた」と振り返る。今季は「まずは取り組んでいることをマウンドで出す。やるべきことをやって駄目なら切り替えられる」と日々新たな気持ちで臨む。(中間卓也)