【巨人】阿部監督がキャンプの慣例に〝メス〟 新人の恒例行事「前倒し」で休養日を完全オフに

 練習は厳しく行う一方で、しっかり休養も与える方針。その「オン」と「オフ」の切り替えのため、新人の恒例行事にもメスを入れた。

 球界では春季キャンプの最初の休日は報道陣からの要請もあり、ドラフト1位選手ら注目の新人たちがキャンプ地の観光や特産品など「名物」を体験することが常態化している。例えば6年ぶりに巨人で臨時コーチを務める球団OBの松井秀喜氏も1993年の新人時代はオフにうなぎ焼きを体験した。

 だが阿部監督は、自身の経験から緊張によって疲労が蓄積している新人には完全オフが必要であると判断。そのため、休前日のこの日は昼食後にドラフト1位・西舘、ドラフト2位・森田、ドラフト5位・又木の3投手にうなぎつかみをあえて〝前倒し〟で体験させ、宮崎の観光アピールにも抜かりなくきっちり貢献した。