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大島はハッキリしていた。
「シーズン中、今の若い選手を見ていて練習量が足りているか? 足りてないでしょ。何のためにやっているのかよく分かってないと思います」。

今季、プロ入りから14年で通算2000安打を達成。
生涯打率2割9分1厘の好成績を残すバットマンが言うからこそ、言葉には重みがある。

 「ただ単にやるんだったら意味ないんで。自分がこうしたいからこれをやってみるみたいな。意図がないと、もったいないんです」

 解決法も示した。
「今年は出してもらったという部分がある。それを分かるところからです」。
二遊間をはじめ、競争を度外視した起用で成長をうながすというのが首脳陣がとった方針。
出た選手が満足していたら成長はしない。

「僕もいろいろやりました。そして今のところに落ち着きました」。
自宅のトレーニングルームには1000万円以上を使って器具をそろえた。まだ増えている。