>8回無死二、三塁の絶好の反撃機に三振した佐藤の打撃だ。
佐藤を迎えて広島の内野守備陣は2点差があることから、前進守備をとらず、特に一、二塁は深く下がっていた。
最低でも犠飛あるいは内野ゴロを打たねばならない場面。
だが、佐藤は初球の外角に甘く入ったチェンジアップを見逃し、続く2球目のチェンジアップをファウル。2球で追い込まれ、最後は、見送ればボールの低めのチェンジアップにバットが空を切り膝をついた。最悪の三球三振。
岡田監督は、何も「同点タイムリーを打て!」などという難しい注文をつけたわけではなかった。
「内野ゴロ打ったらええねん。そういう状況の打ち方もできないいうことは、これはもうちょっとあかんわな。何をしにいってるんかなあ」


カウント追い込まれるまでは自由に打てばよい
ただ、追い込まれた段階でこのシチュエーションならどんな打者だろうと内野ゴロを打ちにいく
佐藤も当然そう
岡田が言うように佐藤はそういう「打ち方」が出来ないだけ
頭の問題ではなくメカニクスの問題なのだから修正していくしかない
要はそれが出来ない首脳陣が悪い