>>60のつづき


優勝が狙えるだけの戦力は整っている。まずは投手陣。先発陣にバウアーが加わったのが大きい。中4日で完投できるんだから。リリーフ陣も豊富。勝ちパターンの伊勢、山崎が崩れても森原、エスコバーのようにカバーできる投手がいる。

 打線は開幕から1番で使い続けてきた佐野を交流戦の途中から本来の3番に戻したのが正解。1番に足が使える関根を入れて流れが良くなった。佐野から勝負強い牧、宮崎と続くクリーンアップは強力。相手にとってはやっかいだと思うよ。

 一昨年はオリックス、去年はヤクルトと交流戦優勝チームがその勢いをリーグ優勝につなげている。首位を走ってきた阪神がここにきて終盤の継投に苦しんでいるだけに、絶好のチャンスだ。

(横浜DeNAベイスターズ初代監督)