ソフトバンクは投手陣が「山本」を意識しすぎて自滅した。

 五回2死二、三塁、吉田正を申告敬遠して2死満塁と勝負に出た。しかし、2番手の大関が頓宮、西野に連続で押し出し四球を与え、さらに3番手の泉が杉本に右前適時打を浴びて、この回に3点を失った。結局、投手陣は計8与四球と乱調。藤本監督は「申告敬遠で万全の策を取ったが、押し出しはもったいなかった。相手が山本君だから1点もやれないと(投手陣は)余計に慎重になってしまった」と悔やんだ。

 打線も6安打で零封負け。2019年のCS第1Sの2戦目から続いていたポストシーズンの連勝は18でストップ。藤本監督は「4連勝すればいい。切り替えて頑張ります」と話した。