「(チームの)流れは悪かったかもしれないですけど、ずっと1軍にいたわけではないので、あんまり僕自身は関係ないと思って。自分が元気出して、明るい雰囲気を持ち込めたらなと。その中で自分の投球を心がけました」

抜群の立ち上がりで味方に流れを引き寄せた。「感覚はよかった」と、キレのある最速153キロ直球を軸にテンポよく投げ、2回を1安打無失点。3回にロハスが先制3ランを放つと、両手でガッツポーズをしながら跳びはねて喜んだ。

5回は不運な形でピンチを背負ったが、踏ん張った。先頭サンタナのフライを右翼佐藤輝が二塁山本と譲り合う形で捕球できず。先頭から4連打を浴び2点を失った。しかし1死から塩見を152キロの内角直球で見逃し三振、山田も内角152キロの直球で右飛に仕留め、2失点にとどめた。「(坂本)誠志郎さんのリードが全て。強気で行く場面だったので、(サインに)応えられてよかった」。