他球団のスコアラーは意外な見方を示す。

「新人の時のほうが甘く入ったらスタンドに運ばれるという恐怖感がありましたね。今年は攻め方も当然厳しくなりますが、『やられた』と思った球が外野フェンスに届かない場面が少なくない。荒々しさが消えて振りが小さくなった印象がある。ホームランバッターは一度コンパクトなスイングになると、なかなか元の形に戻れなくなる」

 囁かれる「第2の高山俊」の声。