日本人にはなじみの薄い米独立リーグでは、どのような生活を送っていたのか。

 「アメリカのマイナーリーグの環境と似てると思うんだけど、一番印象に残っている、記憶に残っているのはやっぱり移動の大変さ。
最初は16時間くらいのバス移動だったよ。5、6時間のバス移動は普通だね。
独立リーグには3年間いたんだけど、お客さんはすごく来場してくれて応援もしてくれた。野球は野球。いい試合もたくさんあったし、楽しめました」

 大変なのは環境だけではない。給与も決して十分ではなく、アルバイトもしながらの生活だった。

 「ドライバーもやったことあるし、ある時には革(製品)を作る工場でお財布とかベルトを作ったりもしたよ。
子どもに対してコーチング、(野球を)教えたこともある。自分の夢を追うために稼がなければいけなかったので、そういう仕事をいくつかしたことがあります」