球炎

投打で結束、立ち返って

点を取れそうで取れない。球を捕れそうで捕れない。我慢比べで根負け続きの戦いが歯がゆい。競技は違えど、サンフレ担当時代に取材したJ1広島元監督で、日本代表の森保一監督の言葉が頭をよぎる。「いかに球際のところでアグレッシブにいけるか」

苦境の時、森保監督はこうも言っていた。「お互い助け合い、自己犠牲を払って戦うのがサンフレ」。「結束」を掲げる佐々岡カープにも通ずるところがある。前回4月の4連敗を止めたのは大瀬良だった。チームのことを誰よりも考える選手会長が20日のマウンドに立つ。(川手寿志)