広島のドラフト1位・黒原拓未投手に3日、“メス”が入った。この日は日南キャンプ2度目のブルペン入りで、変化球を交えて48球を投げたが、フォームに問題点があることが浮上した。
 投球はすべてセットポジションから行う左腕。その投球フォームが「2段セット」で反則投球にあたる可能性があるという。ブルペン投球には審判団も立ち会っていたため、投球後に首脳陣を通じて本人に伝えられた。
 打席に立って投球を見守った佐々岡監督は「僕もちょっと立った時に『ん?』と思った。指摘されたら、そこは直していかないといけない。今の時期なので修正できる」と問題視はしなかった。左腕も「(修正は)そんなに難しくないかなと思います」と淡々と受け止め、早急に対策に乗り出す。