広島は2試合連続、13度目の完封負け。借金は今季最多17に膨らみ、2011年10月10日に達して以来、10年ぶりとなった。今季初めて上本を1番に起用するなど試行錯誤。佐々岡監督は「当然、昨日も打てていないところで。考えながらやっているんですけどね」と悩む毎日だが、貧打を打開できなかった。  
5番の坂倉が4回2死二塁で右飛。6回2死満塁でも中飛に倒れた。4番・鈴木誠は2四球と勝負を避けられることも多く、指揮官は「坂倉にいいところでまわってくる。重要なところを頑張ってくれている選手。そう簡単に外すつもりはない。ここを乗り越えて、またひとつ成長があると思う。ひと踏ん張り、頑張ってほしい」と願った。  
6試合連続の2得点以下に終わり、朝山打撃コーチも「全体的に、全員の状態がね」と苦しい表情。「小さくならないで。若いメンバー中心なので、思い切ったスイングをしてほしい。失敗して当たり前だと思って、最後は僕の責任にすればいい」と言葉を振り絞った。