田口・廣岡の電撃トレード、その本質とは? データ分析の視点から見る両球団の思惑
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 とはいえ、廣岡はかなりのポテンシャルを持った有望株である。この2年は385打席で18本塁打と、二遊間タイプの選手としては破格の長打力を有している。
田口は実績のある投手であるため、今季の活躍を見込みやすいが、将来性という意味で廣岡を失うリスクは大きい。
データ分析の視点からこのトレードを解釈するならば、ヤクルトは中長期的なリスクをとって、近い将来の着実な上積みを狙ったと言える。

 総合的に見ると、早い段階から着実な貢献が見込める選手と、中長期的に大きな貢献をもたらす可能性がある選手のトレードというふうに解釈できる。

 近年の日本球界でのトレードは、控えレベルの選手同士で行われるケースが多かった。ただこのトレードは明らかにそうした性質のものではない。
実績十分で現在も力を持った投手と、12球団屈指の素質を備える有望な内野手の、かなり踏み込んだトレードだ。