クロン、初安打の裏に「15分36秒」/カープ観測
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202102210000965.html

広島ケビン・クロン内野手(28=ダイヤモンドバックス)が、阪神との練習試合で対外試合初安打を放った。
3回に加治屋から左中間への二塁打。結果が出ずにフォームを崩していたが、朝山打撃コーチとの
「15分36秒」の特別練習が初安打を呼んだといえる。
練習内容は打ち込みの特打ではなく、話し合いがメインの“特話”だった。

特別練習から4時間20分後、来日初安打が生まれた。新助っ人クロンは3回、阪神2番手加治屋の
カーブを引き付けて思い切りたたいた。打球はぐんぐん伸びて左中間を破った。対外試合14打席目。
長打となって二塁ベース上で思わず表情が緩んだ。

復調のきっかけはこの日の朝にあった。宜野座での試合前、チームはキャンプ地コザしんきんスタジアムで練習。
クロンはメイングラウンドでの打撃前、朝山打撃コーチと通訳とともに屋内練習場にこもった。
「15分36秒」で打った球数は「39球」だった。メイングラウンドでは約7分間で50球だからスイング数が極端に少ない。