桑田 「正直な話、ちょっとがっかりしたね」
 野村 「えっ?!」
 桑田 「体格はみんないいよね。1軍から3軍まで全員、ピッチングの映像を見たけど、
なぜこんな投げ方になっているのか、何を考えているのか聞いてみたい。
スピードガンの弊害かなあ。みんな、勘違いをしている。
ストライクが入らないと、打者を抑えることはできないじゃない?」
  桑田 「けっこう変化球を投げているけど、1球もストライクが入らない。
かと思えば、ど真ん中へドーン。どうやって打者を抑えるのか、見えてこない。その
中で菅野はよく考えて、一球一球反省し、シュート回転しないように投げようとしている。
キャッチボールを見ただけで分かるよ。さすがだなと思う。
他の投手には、キャッチボールの重要性も説いていかないといけないね」