千葉ロッテは15日、昨年9月末に遠征先の札幌で禁止されていた部外者と会食していたことを球団に報告せず、虚偽の説明をしていた清田育宏外野手(34)に無期限謹慎の処分を科したと発表した。来月の春季キャンプには参加しない。

 週刊誌が7日に清田の部外者との会食と虚偽報告を報じていた。ロッテは10月上旬に8選手を含む計14人が新型コロナウイルスに集団感染していることが判明し清田も陽性と判定された。

 球団は当時、遠征時の会食は部外者を含まない4人以内との内規を定めていた。集団感染発覚時には「ルールを破った選手はいない」と説明していた。監督不行き届きとして松本尚樹球団本部長は厳重注意とした。

 球団広報室は「日ごろよりご声援をいただいているファンの皆さま、ご支援をいただいている関係各位の期待を裏切る事態を招き、深くお詫び申し上げます」とコメントした。

 清田は球団を通じて「自分の行為を深く反省し、また皆さまに応援してもらえるような選手となれるように自分と向き合っていく所存です。この度は本当に申し訳ありませんでした」と述べた。