横浜市内の宿舎ホテルの支配人から贈られたもので、「幸せの黄色いマスク」と命名。その効果もあって、
六回には目の前で敬遠された梅野隆太郎捕手(29)がダメ押しの適時二塁打。虎党を代表して、ホテルの関係者の皆さま、ありがとう−。
猛虎の黄色い口元に幸せが舞い降りた。前夜、夏のロード9連戦の負け越しが決まり、必勝アイテムが届けられた。
流れを変えたのはマスクのおかげ? もう負けられない一戦で10安打9得点の快勝。
イエローマスクをつけた矢野監督に白い歯がこぼれた。
「これは幸せの黄色いね。支配人がプレゼントしてくれたから。
何でも俺らって、勝負ごとの人って誰でも縁起担ぐじゃん。
今日こうやって着けさせてもらって勝ったということがそういう風になっていけば、またうれしい」
 ベンチの風景がいつもと違った。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスクを着用。
 実は横浜市内の宿舎からのプレゼント。背番号までプリントされた非売品で、
この遠征に帯同している選手の部屋にそっと置かれていた。さらに2軍選手の分も含め、チーム関係者全員の分が用意されているという。