西武の球団関係者は、オルガンを使用する理由を説明した。奏者は3人制。
その1人、真利子安紀(まりこ・あき)さんは6年目。

試合開始前の5分間の演奏では、当日が誕生日の選手や、表彰式を前にした選手の登場曲なども流れる。
試合中にはファウルボールへの注意を促す音(3種類)や、得点時の音も。
得点は1点、2点…と音を変えているため、観戦の際にはぜひ聞き比べてほしい。


「一球一球、目を離すことができません。マウンドに集まったときも、
弾きながらグラウンドを見て、止めるタイミングもある。
温かい拍手や『すてきな演奏をよろしくお願いします』と
声をかけていただくことが、一番うれしいですね」と真利子さん。
開幕まであと2日。三塁側で奏でられる美しい音が、西武の戦いを支える。