DeNA・倉本寿彦 新打撃フォームに確かな手応え/このままでは終われない
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200516-00000009-baseballo-base

 揺らがない。動じない。倉本寿彦は腹を決め、いつか来る開幕へ準備を進めている。
「1つずつ、しっかりと積み重ねていく。チャンスをもらった時に、100%のものを出せるようにしないといけない」と力を込めたのは3月のこと。
一軍初合流を果たし、オープン戦で奮闘していた頃だった。それでも打率.333と結果を残した。

ラミレス監督も「今の状態ならシーズンで3割は間違いない」と手応えを感じていた。

 あこがれだった石井琢朗の背番号「5」を受け継ぎ、長く固定できなかった遊撃を埋めたのが6年前だった。
プロ1年目の2015年は102試合に出場。
翌年に141試合で打率.294と打撃開眼した。
17年はレギュラーシーズンからCS、日本シリーズと全156試合でフルイニング出場。八番に投手を置くラミレス采配により「恐怖の九番打者」としても存在感を発揮した。
まさかの暗転は、阪神から大和のFA加入が決まった同年オフ。二塁へのコンバートも重なり、出場機会を減らしていった。