黒岩祐治知事は7日、新型コロナウイルスの感染拡大抑止に奔走する医療従事者を応援するキャンペーン「がんばれ‼コロナファイターズ」について、取りやめる考えを明らかにした。
自身が名付けた名称に批判の声が相次いでいることを踏まえ、「医療関係者に目を向けるきっかけにはなったが、名称を使うことで気持ちが離れる人がいるならば逆効果だ」と述べた。

 キャンペーンは3月26日、感染者の対応に当たる医療従事者の子どもがいじめに遭ったり、病院への納品が拒否されたりする実情があるとして知事が発表。
県によると、ツイッターには賛同の声の一方、「一生懸命治療に当たっている人にさらにむちを打って頑張れというのは無神経だ」といった書き込みも。
テレビの情報番組では疑問を呈する形で取り上げられ、県議からも「名称が軽すぎる」などと批判が上がっていた。

 県はステッカーやポスターを作製したが、県庁内に掲示したポスターは既に撤去。知事は「今後もいじめや偏見はだめだという思いを広げる努力をしていく」としている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00000015-kana-l14