新型コロナウイルスの感染拡大の影響でJリーグが公式戦を中断する中、札幌の全選手が、
クラブに年俸総額約1億円の自主返納を申し入れたことが5日、分かった。

野々村芳和社長(47)は、選手の行動に謝意を示した。

愛する北海道とクラブを守りたい。そんな思いが選手を突き動かした。
この日までに選手間で話し合いを重ね外国人を含めた全選手が合意。
野々村社長に今季の給料や勝利給などのボーナスを含めた年俸総額約1億円の自主返納を申し入れた。

選手の粋な行動に野々村社長は「北海道とかクラブの経営のことを気にしてくれていることに感謝。
引き続き選手と話をしながら、お互いに危機を乗り越えられるようにしたい」と話した。

無観客試合での開催や今季の公式戦自体行えないという最悪のシナリオの場合、損失は約10億円以上に膨れ上がる可能性がある。

野々村社長はまず自らの給料カットの準備をすでに進めているという。
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2020/04/06/kiji/20200406s00002179055000c.html