開幕投手大本命の阪神西勇輝投手がキャンプ初のフリー打撃に登板して順調な仕上がりを披露した。

【写真】ブルペンで笑顔を見せる西勇輝と山本昌氏

13日、ランチ特打のマウンドに上がり、福留、糸井、ボーアら主力を相手にオール直球の58球を投げてヒット性は6本。「打者相手に投げられたことがデカイし、順調に来ています」と冷静に話した。

調整は完全に任されている。9日にはキャンプ最多の200球を投げて実戦モードに近づけてきた。昨春キャンプより1週間早い打撃投手登板も予定通り。矢野監督は「開幕に合わせてしっかりやってもらえればいいピッチャー。何も心配はしていない」と全幅の信頼を寄せる。

開幕カードの相手でもあるヤクルトの山口スコアラーは「相変わらずコントロールが良くてテンポよく投げている」と、昨季と変わらない姿に警戒感を強める。今後は実戦登板に入っていく予定。西は「(制限が)何もなくてどういうバッターとの感覚なのかは、次に試せたら」と仕上がりをイメージした。