「人気球団であるがゆえ、大した活躍をしていなくてもタニマチやマスコミからチヤホヤされる。
数年前に所属していたあるベテラン選手は個人マネジャーを暴行したり、報道記者に土下座を強要したり、むちゃくちゃやっていたにもかかわらず、球団からは一切おとがめなしだったと聞いています。
選手のトラブルや揉め事が明らかになっても、マスコミに記事の自粛を要望するケースすらあるといいます」

 こうした阪神の体質は選手を甘やかし、増長させると見るムキもある。前出の吉川氏が続ける。

「こういう体質は『何が起こっても球団が守ってくれる』と選手に勘違いさせるだけ。今回の件にしても、守屋選手が会見を開いて説明をしたのはまだしも、阪神は捜査の判断が出ていない段階で、なぜそこまでしてキャンプ参加にこだわろうとしているのか。
事案が事案だけに、最近増えている女性ファンは納得するのか。
これがもし、二軍で鳴かず飛ばずの選手だったらここまで守ろうとするのか。貴重な戦力だからえこひいきをしているのか。そう勘繰られても仕方ありません」