【野球】広島・中村恭、危機感胸に目指す1軍マウンド 9年目、背水の決意 2019.04.01.

広島・中村恭平投手(29)が再び1軍の舞台に上がるべく、勝負の9年目を過ごしている。
「8年間、毎年悔しい。立場的にもやらないといけない。毎年勝負をかけている立場。毎回危機感を
 持ってやりたい」

向上心を持って取り組んだトレーニングの成果だった。
オフは「下半身1に対して上半身4」のウエートトレに注力。体重は84キロから91キロに増え「安定感、
体の軸ができた感じがします」とうなずいた。

その一方での課題が変化球の精度だ。「真っすぐを張られて打たれる。(直球頼りだと)力も入るし、
ボール球になったりリスクも増える。他の球を良くしないと」

昨年、今年の1軍経験では、中継ぎとしての心の持ち方を中田らから吸収した。
1軍ではいつ出番が来るか分からないこともあり、「考えていっちゃいけない役職。腹をくくっていくしかない。
今日どうしようと思っても、いい方にはいかない」。開き直って、マウンドに上がることも必要だと感じている。