広島・大瀬良大地投手(27)が15日、昨季限りで現役引退した新井貴浩氏(42)への恩返しを誓った。
先発予定の16日・オリックスとのオープン戦(マツダ)では新井氏の引退セレモニーが実施され、同氏が
始球式やあいさつに登場する予定。初の開幕投手が決定的な右腕が“新井さん”の花道を飾る。

「改めて偉大さが分かると思う。お世話になったのでいろんなことを思い出すと思う。そういったことを感じながら、
マウンドに上がりたい。いい試合ができるようにゲームを作れたらいい。下手な試合はできない」

新井氏とは4年間、一緒にプレー。グラウンドだけでなく、食事の席でも野球談議を交わし、“新井イズム”を
吸収してきた。昨季は最多勝と最高勝率のタイトル2冠を獲得。投手陣の大黒柱に成長を遂げる中で、
新井氏の言葉が心に響いた。

「『チームを引っ張っていくだけの人間性を持っている。継続して結果を出すのはすごく難しいことだけど、
チャレンジしてチームを引っ張ってくれ』と言われました。うれしかったです」