ソフトバンクで見つけた“快足”を持つ楽しみな若手/伊原春樹コラム
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190215-00000003-baseballo-base

「あれは柳田(悠岐)かな」と同行していた記者に話しかけたが、よく見ると線が細い。宮崎で行われているソフトバンクキャンプ。
ティーバッティングをしている左打者の姿が目に飛び込んできたが、背負っていたのは3ケタの番号「121」。育成選手の周東佑京だった。
フォロースローの大きい力強いバットスイングはまるで柳田のよう。昨季はまだ非力さがあったようだが、オフの間に鍛えてきたのだろう。非常に力強いものだった。

思わず松田宣浩に「彼は足が速いの?」と聞くと「チームで一番速いですよ」との答えが。
聞けば新人ながら昨季、ウエスタン・リーグで27盗塁をマークしてタイトルを獲得したという。50メートルのタイムも5秒台。
“超Aクラス”の脚力を持たなければこのタイムをたたき出せないが、私が見てきた選手の中でも秋山幸二(元西武ほか)、鈴木尚広(元巨人)に匹敵する。
足が速い選手は多くいるが、ズバ抜けているのはなかなかいない。