倉本は“恐怖の9番”に、“ラミレス・マジック”の妙

 投手を8番に置いた背景には、遊撃手に倉本寿彦が定着したことも大きい。
倉本は四球が少ない一方で三振が多く、1、2番では使いにくい打者だが、打撃は勝負強い。
この倉本を9番に置いたことで、下位打線で巡ってきた好機を逃すことなくモノにするケースが増えた。

 倉本は9番で出場した試合で414打数114安打2本塁打、46打点を稼いでいる。“恐怖の9番打者”が誕生したのだ。