広島の鈴木清明球団本部長は「そこが難しいところ。たとえば(年俸)1億円くらいのときに3、4億円ポンと
出せるか。何が起きるか分からないから(複数年契約を)3、4人も抱えるのは苦しい」と説明する。

広島の提示額は年俸が1年あたり4億2500万円。丸の今季年俸2億1000万円からならともかく、
昨季年俸1億4000万円から一気に3億円近く昇給させるリスクは負えなかった。

 鈴木本部長は「金本が出たときも、
2年目に嶋(重宣=現西武打撃コーチ)が首位打者を取った。そういう選手に期待したい。
大竹(寛投手=13年オフに巨人へFA移籍)のときも一岡がいた(人的補償で加入)。
(丸流出は)痛いけど、FAってのはいつも失う覚悟を持って臨んでいる。相手(他球団)から
どういう金額が出ても、そこを追いかけても仕方がない。ウチができる範囲のことを精いっぱいやる。
無理して追いかけることはない。それ(移籍)があっても選手を恨むことはない」と
従来の堅実経営を崩していない。
https://www.zakzak.co.jp/smp/spo/news/181205/spo1812050003-s1.html