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メンドーサは今季レギュラーシーズンで23試合に登板し、そのうち22試合が先発であった。
しかし、唯一のリリーフ登板だった9月7日のロッテ戦では、1点リードの3回からマウンドに登ると、5イニングを無失点で切り抜けている。
栗山監督はメンドーサのロングリリーフをしっかりテストしていたのだ。
また、敗れた第2戦でも1イニングを無失点に抑えており、シリーズの雰囲気を前もって経験させておいたという点も大きかっただろう。
こうしたことの積み重ねが重要な第5戦の勝利を呼び込み、10年ぶりの日本一を手繰り寄せたのだった。