金本監督ラスト甲子園 若手見守り「大きく育って」
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今季限りでの辞任が決まった阪神金本知憲監督(50)が12日、本拠地甲子園での最後の指揮を執った。

若手主体の指名練習を見守り、打撃ケージ裏に陣取ってフリー打撃に目を凝らした。
「今日、ずっと若い選手を見とったから。彼らが今後、大きく育って欲しいという目で見ていました」。
3年間、情熱を注いで育てた若手が目の前で打っていた。中谷、原口、大山、糸原…。
今季、最下位の責任を取ってユニホームを脱ぐが温かいまなざしを向けた。
シーズン最終戦となる13日中日戦(ナゴヤドーム)が最後のタクトになる。
「普通にやればいいと思う。投手もできれば、いつも言っているように自分の持っているものを出すというか。
いいものをどんどん。四球を出してもいいから、いいストレートをどんどん投げ込んでほしい」と話した。

練習前にはナインが輪を作り、谷本球団副社長兼球団本部長が監督辞任の説明を行う光景も見られた。