「あそこ(2死無走者となって)で宮崎がヒットを打っていれば、後悔をしたかもしれないが、宮崎が遊ゴロで(四回の先頭打者の)ロペスが捕邪飛だったのでね」

 ―相手の野村の状態から、足を使った揺さぶりが必要だと思ったのか。

 「野村の状態というよりは、われわれは野村から3盗塁を決めていて失敗がなかったし、会沢も最近は盗塁阻止率が低いので、ああいうサインを出した。
残念ながら、ランエンドヒットで投球が低め(ボール球)にいって打者は振らなくて良いので、盗塁という形になって刺されたが、そういうことを考えてサインを出した」

 (続けて)

 「あそこで点を取ったか取れなかったで負けたわけではない。
あそこで点を取っても、まだ4対1だった(実際には同点になっていた)ので、そこだけを見てはいない」