そして1997年のドラフトで「読売1位 高橋由伸 慶応大」のアナウンスには誰もが驚きと悲鳴の声が上がっていた。
当の本人は会見の時に暗い表情をしていたのを覚えている人も多いだろう。記者からは「巨人を選んだ動機は?」と聞かれ、
しばらく沈黙が続いたが、やがて口を開き「12球団で最も伝統のあるチームだからです」と答えるのがやっと。
マスコミは何かおかしいと思い、高橋由伸の周辺を嗅ぎ付けるように張り込みをし、やがて驚愕の事実をつかんだ。
上記にある父親の借金の約20億円を読売が代わりに払う、それと引き換えに息子の由伸を入団させるというスクープをつかんだのだ。
これは人質も同然じゃないのか、マスコミは読売新聞を非難するも渡辺恒雄会長が前に出て揉み消しも同然とばかりに黙らせたのだ。
今だったら許されないであろう、ネット全盛の今の時代ならどうなっていたか。