おまえの道具が売りたくて――。

 巨人は7月7日、同僚の野球道具など110点を盗みだし、転売していたとして柿沢貴裕内野手との契約を解除した。

 球団によると、柿沢は5月から6月にかけて川崎市のジャイアンツ球場の選手ロッカー室から阿部、長野、坂本勇、陽岱鋼らのバット、菅野と岡本らのグラブ、マギーや亀井らのユニホーム、計110点を盗み出し、中古ブランド品買い取り専門店に売却する不正行為を行った。

 柿沢は「ライバルであり、仲間だと思って一緒にやってきた選手を裏切ってしまい、申し訳ありませんでした」とコメントした。球団によると消費者金融に借金があり、生活に困窮していたという。