西日本スポーツ評論家の西村龍次氏

 今季60試合目で加治屋が31試合目の登板になった。5年目にして初めてつかんだ自分の居場所。やりがいを感じているし「いけ」と言われれば、どんな状態でも投げる。だからこそ故障が怖い。疲労はしっかりチェックする必要がある。
 そんな救援陣の負担を減らすためにも、2軍にいる若手にどんどん登板機会を与えるべきだ。経験値が上がるし、たとえ失敗しても課題がはっきりする。
実績、経験とも豊富なベテランの故障が癒えるのを待つのもいいが、割り切って若手に経験を積ませるのも一つの手。勝負の夏場以降に向けて使える投手が確実に増える。 (西日本スポーツ評論家)

=2018/06/15付 西日本スポーツ=