阪神Vデイリー 【2軍】ロサリオ 2軍降格後初本塁打

「ウエスタン、広島5−7阪神」(13日、由宇練習場)
「4番・一塁」でフル出場したロサリオが、2軍降格後初となる本塁打。10日・オリックス戦(舞洲)
で初回に適時打を放って以来、11打席ぶりにともしたHランプは決勝弾という最高の結果となった。
同点の八回、先頭で迎えた第4打席。この回から代わった広島・カンポスの初球、内角高めに来た
148キロ直球を逃さなかった。大きな放物線を描いた打球は左翼芝生席に着弾。「いい感触で打てた」
とうなずいたロサリオは、ベンチで仲間に無視される“サイレントトリートメント”で祝福された。
矢野2軍監督は「初球を一発で仕留められたのは良かった」としつつ「まだ、今すぐ急に(1軍昇格)
という感じではない」と凡退した3打席を課題に挙げ、慎重な姿勢を崩さなかった。本塁打の打席だけ
色の違うバットで臨んだロサリオ。「いい感触だったので、あした(14日)はそれを使いたい」。
久々の快音を、現状打破へのきっかけとする。