阪神Vデイリー 【2軍】ロサリオ4打数快音なし 矢野監督「まさに“今のロサリオ”」

もどかしさだけが残った。「4番・一塁」でスタメン出場した阪神・ロサリオが4打数無安打。
1軍経験豊富な広島・野村には3タコ。好機でも、快音を響かせることはなかった。同点で迎えた六回の
第3打席は、2死満塁の勝ち越し機。しかしカウント1−1から内角直球に差し込まれて三ゴロ。
八回は1死一、二塁と再び好機で打席を迎えたが、外角の変化球を打って最悪の投ゴロ併殺。
野村とは3度対戦したが、いとも簡単に料理されてしまった。試合後、言葉を残さなかったロサリオに
矢野2軍監督は「好機になると『打ちたい』が先行する。まさに“今のロサリオ”」と厳しい表情。
浜中2軍打撃コーチも「力みがあるんやろうね」と打てない原因を分析した。降格後初実戦となった
10日のオリックス戦(舞洲)では適時打。だが、1軍クラスとの対戦で“変わっていない”部分を
露呈した背番号20。13日の相手先発も1軍経験豊富な薮田。本人と周囲が感じているモヤモヤを、
早急に吹き飛ばしたい。