片岡ヘッド兼打撃コーチ 中谷&大山を一人前に!右打ち完全習得へ
し烈な生存競争が互いの成長を生む。「なんとか一人前にしていきたいと思います」。
競争意識をあおるようなメニュー設定は、若虎の成長を願う強い気持ちがあるからこそだ。来季ヘッドコーチを兼務することになっても、志は変わらない。
 今後の方針として「右打ち」の徹底を一つのテーマに挙げた。シーズン中、またCSでの戦いを通して感じた必要不可欠な部分。
中谷と大山はこの日のフリー打撃、特打と逆方向に飛ばすスイングを反復した。一発が持ち味の中谷は214スイング中、柵越え0本。片岡コーチはその姿をじっと見つめていた。
 「今シーズン、セカンドゴロというのがあまりなかったと思う。打てるような形、そういう知恵も技術になってくると思うから」
 今季の315アウトのうち、二ゴロはわずか8個。年間30本塁打を目指す一方、勝つためには進塁打を打つ技術も必要で、それが打撃力向上にも結びつく。中谷は「しっかり取り組みたい」と気合を入れ、大山も「いろいろ試していきたい」と力強く語った。
https://www.daily.co.jp/tigers/2017/10/25/0010673684.shtml?pg=2