前年と得点圏打率と翌年の得点圏打率の関係
http://www.baseball-lab.jp/column/entry/16/

結論から言えば、連続する2つのシーズンの数字に関係を見いだすことはできませんでした。3割を超える得点圏打率を記録した打者が翌年1割台に沈むケースもあれば、反対の結果を示すケースも珍しくなかったのです。
統計的に数字の関係性を示す、相関係数(※注1)は0.14。2つの数字の間にバラつきが大きく、ほとんど関係がない、とみなしてよい値でした。あるシーズンで残した得点圏打率が、次のシーズンで再現される可能性は限りなくランダムに近い、という事実を示唆しています。
これらの原因のひとつとして、母数となる得点圏における打席機会の少なさが考えられます。得点圏の打席は多い打者でも年間150を超える程度で、偶然の入り込む余地が多分にあり、その影響を排除しにくいという背景があります。