1試合で10球ほどの違いでも、143試合だとすると単純計算で1430球も少なくなる。最初は戸惑いもあった選手たちも2シーズン目となると、当たり前のように「金村ルール」が体に染みついた。
昨季の1軍登板なしからシンデレラボーイとなった桑原も「1度作り」は初体験ながら、その効果を実感している。

 桑原 (ブルペンに)立ってるだけでいいという日もあった。3日空いたらピッチング。
気になったらキャッチボール。年間通してだと全然違う。効果? そうですね。1年間持ったんで。

 「60試合クインテット」に藤川を加えた、6投手が50試合登板を達成。
開幕時から救援陣の顔ぶれがほぼ変わらないという奇跡のようなシーズンをこう振り返った。

これがリリーフが持った理由か…